ゴチックについて

ご 挨 拶

GOTIC理事長 長尾 昌二

 このたび、GOTICの理事長を拝命いたしました。大変光栄であると同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
 GOTICはこれまで、鈴木光明元理事長、藤原恵一前理事長をはじめとする諸先生方のご尽力のもと、質の高い臨床研究を推進し、多くの成果を国内外に発信してまいりました。また、次世代の育成や強固な研究ネットワークの構築を通じて、我が国の婦人科腫瘍診療の発展に大きく貢献してきました。
私たちが目指すべきGOTICの原点は、「臨床研究を実践し、患者さんの未来を変える成果を生み出すこと」にあります。その使命を大切にしながら、今後のGOTICでは特に三つの価値を重視してまいります。 第一は、「Glovalization(国際化)」です。
婦人科がん治療はますますグローバル化しており、新たな治療開発や臨床試験の多くが国際共同研究を基盤に進められています。GOTICは、日本に新たな国際共同研究を導入する際の窓口として、日本の臨床現場と世界最先端の研究開発を結ぶ架け橋であり続けます。
第二は、「Flexibility(柔軟性)」です。
組織の発展には、人材、知識、そしてアイデアが自由に行き交う環境が不可欠です。施設間の垣根を低くし、若手からベテランまで多様なメンバーが活躍できる場を整えることで、新たな研究課題や共同研究が自然に生まれる組織を目指します。また、GOTICの強みである俊敏性を最大限に発揮し、時代の変化に即応する柔軟かつ迅速な意思決定を実践してまいります。 第三は、「Accessibility(アクセスしやすさ)」です。
GOTICを、より多くの婦人科腫瘍医にとって身近な存在にしたいと考えています。国際共同研究や臨床研究への参加を志す医師や施設にとって、相談しやすく、参加しやすく、学びやすい場でありたいと思います。研究経験や施設規模にかかわらず、多くの先生方が新たな挑戦へ踏み出せる環境を整えてまいります。
 近年、婦人科腫瘍領域では分子標的治療や免疫療法の進歩により、治療開発のスピードが飛躍的に加速しています。このような時代だからこそ、GOTICには日本の臨床現場と新たな治療開発をつなぎ、その距離を縮める役割が求められています。同時に、次世代を担う婦人科腫瘍医が研究を学び、実践するためのプラットフォームとしての機能もさらに強化していかなければなりません。
 これまで築き上げられてきたGOTICの伝統を大切に受け継ぎながら、新たな価値を創造し、未来へつながる研究グループへと発展させてまいります。今後とも皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2026年6月

一般社団法人 婦人科がん臨床試験コンソーシアム
理事長 長尾 昌二